着物の小物

肌襦袢・裾よけ

肌襦袢・裾よけ

habu1 habu2 habu3

 

 

 

 

 

素肌に直接触れるものなので、吸湿性や保湿性、肌触りのよさ、丈夫である事が大切な条件。
すべりのよい絹物である長襦袢と肌との間でなじみをよくし、着崩れを防ぐとういう重要な役割も。
素材は、白のさらしが一般的。さらしは年通で着られますが、季節によって夏なら通気性のよいクレープや絽麻、冬なら保湿性の高いガーゼなども。内側にメッ シュの生地がついた汗取り効果の高いものや裾よけも兼ねたスリップ型など便利なものもいろいろあります。
きものと同じように前を合わせて着ます。

裾よけ

haub4 habu5 habu6

 

 

 

 

 

 

 

 

 

裾よけは、江戸時代にきものの裾が傷むのを防ぐ為に考案されたもの。江戸時代の女性たちが色や柄に凝ったり刺繍を施したりしたものを、わざと蹴り出すように歩いていた事から、関東では蹴出しとも。
長襦袢の下に付けて裾さばきをよくし、着崩れを防ぎ歩きやすくする、長襦袢の汚れ防止、下半身の保温などの重要な役割があります。絹製や綿、ポリエステルなど素材は様々ですが、丈夫で静電気がおきにくく、裾さばきのよいキュプラがお勧めです。
着なれない人や夏場に重宝し、足さばきが楽なすててこなどもあります。

きものスリップ

habu7肌襦袢と裾よけが1つになったワンピースタイプの下着。肌に直接つけるものです。